どうも、やまたつです。
最近は、朝方と夜は冷え込むこともありますが、昼間は比較的暖かくなってきましたよね。寒い日もあれば、暖かい日もあったりと着る洋服の調節も難しい季節です。
そんな季節の変わり目にはよく強風が吹くと言われてます。
実際に九州では一昨日(2021/3/5)の夜から昨日に掛けて風が強いように感じれました。
なので、本日は「季節の変わり目の強風」の謎についてお話していきます。
風とはどういう現象なのか
まずは「風」についてWikipediaで検索
風(かぜ)とは、空気の流れのこと、あるいは流れる空気自体のことである。
ふむふむ。。
とは言われても、"空気の長れ"とはなんぞや?状態ですよね。
例えば、目で見える「水」、皆さんも毎日のように使いますよね。人間が生きていく上で欠かせないものです。
川の水は上流からか下流へと流れていきます。
水自体に何かしら圧力が掛かっていれば、その方向に水は流れていきますし、
また、平地ではない場所では重力に向かって水は流れていくのは誰もが想像付くでしょう。
でも、やはり目に見えない「空気」はどういう理屈で流れてるのでしょうか。
空気の移動について
空気の流れ=空気が空間をあらゆる方向に移動しています。
基本的に、考え方としては以下の通りです。
はじめに、"海の空気"と"陸の空気"の2つに大きく分けます。
そして、専門用語になりますが、海と陸の比熱の大きさが違うということ。
比熱とは簡単にいうと、物質の冷めやすさ、温まりやすさ度合いを指します。
比熱が小さいほど、冷めやすく、温まりやすいです。
比熱が大きいほど、冷めにくく、温まりにくいです。
例としては、
皆さんのお風呂にある湯船に使用されている物質は、比熱が大きく、
鉄で作られたものは比較的に比熱が小さいのです。
そして、
海・・・陸に比べて、比熱が大きい
陸・・・海に比べて、比熱が小さい
この内容を踏まえた上で、次は昼間の風と夜の空気の移動について考えてみましょう。
[昼間]海から陸への風向きとなる
①空気が太陽に温められる
②海の空気より陸の空気の方が先に温まる
③温められた陸の空気は水分量が減り(空気が膨張し)、
軽くなって上昇し始める(上昇気流)
④海の空気が陸の方に流れこむ
空気は空間に充満してます、もし満員電車で人がぎゅうぎゅう詰となってて駅で多くの人が降りて行ったら、空いたスペースに分散しますよね。
それと同じ理屈と言っていいのかは定かですが、空気も分散し、空いた空間に埋まろうとします。(正しくは温度差をなくそうとする働きがある)
またその空気が温められて...の繰り返しです。
反対に、上昇した空気は上空でも空気の移動は複雑ですが、上空で冷やされ(空気が縮まり)、重くなって下降し始めます(下降気流)。
(https://kids.gakken.co.jp/kagaku/kagaku110/science0313/より)
[夜]陸から海への風向きとなる
①空気が冷やされる
②海の空気より陸の空気の方が先に冷える
③冷された陸の空気は水分量が増え(空気が縮まり)、
重くなって下降し始める(下降気流)
④陸の空気が海の方に流れこむ
これに加え、私たちが住む環境には建物や、地球の自転、地域によって温度差があったりするので、一概には言えません。
なので、豆知識としてに知っておくといいでしょう。
風は高気圧から低気圧へと流れるということ
他にも、地理的な用語で、"風は高気圧から低気圧に流れる"という表現がされます。
これも空気の移動の性質です。
ちなみに先ほど、空気は"圧力"によって風が生じると言いましたが、
その例で言うと、「うちわ」です。
皆さんも夏にうちわを使ったことありますよね。
うちわで仰ぐと、仰いだ部分の空気は瞬時に圧縮され、圧縮した方向に空気が移動します。
つまり、圧力が強い場所から圧力が少ない場所へと空気が移動していくのです。
季節の変わり目の強風について
では、「風(空気の移動)」について理解を深めた上で、季節目の変わり目について解説していきます。
地理を勉強している人であれば、聞いたことも多いはず「季節風」
別名「モンスーン」とも呼ばれたりします。
季節風には、
冬季に大陸から海洋に向けて吹く北西向きの風
夏季に海洋から大陸に向けて吹く南東または南西向きの風
の2種類があります。
他にも四季折々の風の特徴は存在しますが、大きくはこの2つが代表的な季節風です。
実は基本的には「季節風」も言ってしまえば風なので、同じ仕組みです。
同じ仕組みというか"風"なんですから。。笑
それと、先ほど"高気圧から低気圧へと空気が移動する"と説明しました。
移動にもスピードがあります。
高気圧と低気圧の差があるほど、一気に風が流れ込み風が強くなる傾向にあります。
実はこれが"強風"の仕組みです。
また、一般的に風が強くなってきた=季節の変わり目と言われがちですが、
実際には冬から春へと季節が変わるタイミングの風が比較的に強風であることが多いです。
その理由としては、「南北の温度差が激しい」という点があります。
春にかけて南は月日と共に暖かくなります。
しかし、北はまだ寒気が残っている状態です。
そして徐々に南の暖かい暖気が北上します。
その為、日本付近で暖気と寒気がぶつかり合い、南北の温度差が生じてしまい強風となる訳です。
よく言われるのが、「春一番」ですよね。よく聞きます。
季節風の他にも「偏西風」と呼ばれている、主にヨーロッパ付近での強風もあったりするので、風とはいってもいろんな自然現象、物理的な現象があって面白いです。
しかし、風は恐ろしい力を持ってて、時には狂気になりかねません。
日本では台風などの自然現象もあるので、気をつけたい所ですね!
おまけ
春の風
・春一番(はるいちばん)
・春疾風(はるはやて)
・桜まじ(さくらまじ)
夏の風
・菖蒲東風(しょうぶこち)
・薫風(くんぷう)
・風死す(かぜしす)
秋の風
・秋の初風(あきのはつかぜ)
・初嵐(はつあらし)
・盆東風(ぼんごち)
冬の風
・木枯らし(こがらし)
・星の入東風(ほしのいりごち、ほしのいりこち)
・八日吹(ようかぶき)
風について本日はお話しました。
毎日感じている風、色々と勉強すると楽しいですし、
やまたつはもっと自然という現象に興味がもてました。
子供とはよく散歩行ってますが、次散歩いく時は、風を感じつつ散歩します...
とでも言っておきます笑